2018年03月27日

よのなかから消えた『正解』



日本は経済が成長を遂げ、よのなかに「正解」が失われました。

今、親である世代の大人の子どもの頃に正解が確かにありました。

家族の団らんはリビングにあるテレビで、『ザ・ベストテン』『ひょうきん族』『金八先生』を一家で見て過ごしました。

家庭生活では、「テレビがほしい」「エアコンがほしい」「自家用車がほしい」という共通の目標がありました。

進学、就職もそうです。いい高校に入って、いい大学に進めば、大きな会社に就職でき、年功序列で給料が上がり出世できる、という幸せの形がありました。

これが正解主義のよのなかです。

しかし、モノに満たされてくると、今度は「心の豊かさ」を求めるようになります。

これが成熟社会です。心の豊かさの正解は一人ひとり違うのです。価値観、生き方、働き方、趣味がバラバラに枝分かれして、正解はなくなりました。

このような時代を生き抜くためには、今までの正解ありきの勉強に加えて、新しい力を身につけなくてはなりません。  


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2018年03月26日

まず「勉強」を忘れよう



藤原先生は著書で、
「まず『勉強』という2文字を忘れよう。」
とおっしゃっています。

勉強とは、「勉(つと)めて強(し)いる」という意味です。「勉める」は、ひたすら努力をすること。「強いる」は、無理やり教えること。

そんな勉強は面白いでしょうか?
面白くないと言う生徒がいて当たり前なのです。

先生が無理矢理選んだ「夏目漱石の『こころ』」を読まされ、読者感想文を書かされるようなものです。そうして、読書が嫌いになったりします。

成長社会では、こうして正解が1つあって、それに向かって努力させる型の勉強で良かったのです。

しかし、21世紀に入り、社会が成熟社会に変わり、勉強もそれに伴って変わっていくのです。  


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2018年03月25日

『たった一度の人生を変える勉強をしよう』藤原和博著



中高生は、この本を読むといいです。
この本は、よのなか科の授業を提唱した藤原和博氏が、中高生向けに書いた、これからの社会を生き抜くために、どのような力が必要かが書かれてあります。

今までの「勉強」と
これからの「勉強」は
何が違うのか。

この本を読めばわかります。

成長社会を生き抜いた親世代の学生時代とは違い、これからの子供たちは、成熟社会を生き抜いていかなくてはならないのです。

「ちゃんとしなさい」「早くしなさい」「いい子にしなさい」という大人の教えだけでは、これからの社会は生きられないです。

実際に本を読むときちんと理解できると思いますが、要点だけを伝えていこうと思います。
  


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2018年03月24日

柔らかアタマで未来を切り拓く



子供たちに向けての最後の授業(離任式での挨拶)

**********************
自動車のタイヤを知っていますよね。
ゴムでできていて、丸くて、黒いですよね。
では、今までにないタイヤを頭の中で考えてください。
(考えタイム)
これから皆が生きていく未来は、今までにないものを生み出していかなくてはなりません。
そのためには、頭を柔らかくして考える力をつけてください。
**********************

今までにないもの、今までにない価値観、今までにない暮らし方の中で生きる子供たちに、我々大人ができることは、『未知のことに出会ったときに、そレに向き合い、人と脳をつなげて、納得解を導いていく力を付けること』なのです。
  


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2018年03月23日

学年で身に付ける力は確実に付きましたか?



今日、ほとんどの小学校で修了式を迎えたと思います。

今の学年で身に付けるべき力は確実に身に付いたでしょうか?

未定着の学習内容は春休み中に補完しておく必要があります。新学期、気持ちよくスタートを切るために、まずは、今の学年のおさらいをしておきましょう。  


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2018年03月22日

「はてな?」探しで子供の思考力アップ



子供の思考力を高める方法の一つに「はてな?」探しがあります。

例えば、目の前に1本の鉛筆があるとします。
『この鉛筆を見て、はてなを10個見つけましょう。』

①この鉛筆は誰のものか?
②この鉛筆はいつ買ったものか?
③この鉛筆はどこで買ったものか?
④この鉛筆はどうやって作られるのか?
⑤鉛筆の濃さはどうやって違いをつけるのか?
⑥鉛筆はどうして六角柱なのか?
⑦どうして鉛筆という名前がつけられたのか?
⑧1本の鉛筆でどれぐらいの長さの線が書けるか?
⑨鉛筆の木はどこの国から輸入しているのか?
⑩この鉛筆が作られてから売られるまでどういう過程があるか?

というように、はてなを見つける訓練を繰り返すことで、クリティカルシンキングのスキルが身に付きます。

これは家庭学習にも使えます。理科や社会で学んだことのはてなを見つけてみるといいでしょう。  


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2018年03月21日

18歳の学力を学校と社会が共有する



現在の教育問題として、「高大接続」「小中一貫」がある。

高大接続の改革は、大学入試改革が基盤にあり、高校が大学入試の予備校化するのではなく、社会で必要な力を身につける高等教育の場であるための改革です。

小中一貫は、15歳の子供の姿を小学校と中学校が共有し、ともに連携・協働・一貫した教育を行いうことです。小中9年間のカリキュラムを作成したり、小中の先生の乗り入れ授業を行ったりします。

これまで子供たちに必要な資質・能力について書いてきました。これは子供たちが社会に出るまでに身につけさせたい力です。ということは、18歳の学力と言えます。

この18歳の学力を、小中高の先生が共有するだけでなく、保護者や地域とも共有していくことが大切になってきます。
  


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2018年03月20日

子供もストレスをコントロールする必要がある



変化の多い現代社会では、大人のみならず子どもたちも社会や学校などの様々な状況の下でストレスにさらされており、「いじめ」などの学校における問題行動の増加や、心身の不調を訴える子どもも少なくありません。

 小学生にも、ストレスマネジメント教育が必要です。
 子どもたちがストレスの概念を知り、自分の力でストレスをうまくコントロールして軽減・発散させることができる手段を修得し、適切な表現方法を学ぶことを目的としています。

ストレスマネジメント教育の授業は次のような流れで進められます。

①ストレスとはどんなものかを知る
②自分のストレス反応に気づく
③リラクセーション法などのストレスへの対処法を修得する
④ストレスへの対処法を日常的に取り組めるようにする

 この授業で子どもたちに伝えたい内容は、「つらいことにあったら悲しくなり、嫌なことをされたら怒りの感情がわくのは自然な事であること」、また、「怒りや悲しみを自分の中に閉じ込めたり、他人に発散するのは間違いであり、自分や他人を傷つけない表現の仕方を身に付けてほしい」ということです。  


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2018年03月19日

思考力を高める親子の会話



思考力を高める親子の会話の実際です。

例えば、子供が抽象的な話をしてきたとき、話の内容をいかに具体的にもっていくかは、聞き手の親次第です。

子:「今日、学校が面白くなかった!」
親:「そう、面白くなかったの。例えばどういうところが?」
子:「算数が難しいことばかりでよく分からなかったかな〜。」
親:「そうなの。他に何か面白くないことはあった?」
子:「ん~、小テストで点数が………。」
親:「悪かったのね。」
子:「うん……。」
親:「どうしてそうなっちゃたんだろう?」
子:「遊んでばかりいたからかな。」
親:「じゃ、これからはどうしたらいいの?」
子:「勉強をしっかりやろうと思う。」

子供の思いを引き出したり、これからどうするかという行動を言わせたりする会話をすることで、子供の思考力は高まります。

ちなみに、悪い例も紹介します。

子:「今日、学校が面白くなかった!」
親:「そうなの?それより、宿題やった?」
子:「今やろうと思ったのに……。」

子:「今日、学校が面白くなかった!」
親:「ふ〜ん。そんな日もあるよ。」
子:「………」

子:「今日、学校が面白くなかった!」
親:「また○○ちゃんに嫌なことされたの!?」
子:「(そうじゃないんだけど……)あ、うん。」

論理的な思考を付けるための親の話しかけ方について、少しは分かっていただけたでしょうか?  


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2018年03月18日

論理的思考は親子の会話ではぐくむ



子供たちに身につけさせたい力の2位は、論理的思考(ロジカルシンキング)です。

今の子は、論理的に考えることを苦手としています。それは全国学力・学習状況調査のB問題の結果に顕著に出ています。

パズルのような問題で思考を高める方法も必要です。

そして、何より日常的に「はてな?」と疑問に思うことが大切です。それには、親子の会話が基本になります。

親から子へ、YES/NOで終わる会話で済ませてないでしょうか?
子から親への会話で、「あっそ」「ふ〜ん」という相づちだけで終わらせていないでしょうか?

会話の中に次の5つの要素を盛り込むことで、子供たちの思考力はぐんぐん高まります。

①「要するにどういうこと?」
②「例えばどういうこと?」
③「他にはどんなことがあるの?」
④「なぜなの?」
⑤「どうすればいい?」

こういう質問を子供に返すことで、常に考えるようになるのです。

具体的な会話は、次号で。  


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