2018年02月03日
役割演技でいじめについて考える
新しい学習指導要領に道徳科が新設された背景には、2011年に大津市で起きたいじめを苦にした自殺事件があります。
道徳科ではいじめの問題を取り上げることになります。
「いじめはいけないこと」「いじめはやめよう」と一方的な授業では、子供たちの心の奥には浸透しません。なぜなら、子供たちはそんなことは分かっているからです。
しかし、いじめはなくなりません。
それは、『いじめはダメ』という道徳的価値は頭にあっても、実際の場面でどうこうどうすればいいか判断する道徳的判断力が身についていないからです。
そこで、被害者、加害者、観衆・傍観者の立場にたって役割演技を行い、それぞれの立場で価値観や問題点を分析する必要があります。
そういった踏み込んだ道徳の授業を、学校ではなかなかできないのが現実です。
Posted by nori910 at 20:00│Comments(0)