2018年01月18日

学校では、よのなかのことを教えてくれない

学校では、よのなかのことを教えてくれない

藤原先生のよのなか科の授業に、「稼げる大人になろう」というのがあります。

日本で働く人々の時給について、その差を見ていき、その差は何で決まるのか、ということを考えさせます。

学校では、よのなかのことを教えてくれない
(「10年後、君に仕事はあるのか?」より)

この学習では、子供たちに『自らをレアカード化しよう』と伝えます。

学校で、仕事の時給を考えたり、親の源泉徴収票を見せてもらったりする授業が実現できるでしょうか?

「個人情報」とか「親の仕事の格差」とか、触れづらい部分があり、「あえて学校でやらなくても……」と、臭いものに蓋をするように取り上げません。

しかし、高校生になればアルバイトをする子も出てきます。『時給○○円』ということに直面するわけです。就職活動をすれば、否応なしにお金の問題が発生します。

では、こういった「よのなか」のことを、誰が、いつ、どこで、教えればいいのでしょうか?

今40歳以上の大人は、成長社会の中で成人しました。ちょうど子供の親世代です。成長社会ではよのなかの正解が1つだったので、教わらなくても、当たり前として自然に身に付きました。

しかし、成熟社会では正解は1つではありません。だからこそ、社会に出る前に、よのなかのことを学ぶ機会が必要なのです。



Posted by nori910 at 22:43│Comments(0)
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