2017年12月09日

「手品師」の資料を使って様々な道徳的価値を学ぶ

「手品師」の資料を使って様々な道徳的価値を学ぶ

6年生の道徳の資料に「手品師」という話があります。定番中の定番です。

あらすじは、次のとおりです。
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あるところに、腕は良いが、
あまり売れない手品師がいました。
彼は、いつか大きな劇場で手品をすることを夢見ていましたが、
ものすごい貧乏で、
その日のパンを買うのもやっとのことでした。

そんなある日、お父さんを亡くし、
お母さんは働きに出てずっと帰ってこない
という男の子に出会います。
手品師は、その男の子に手品をしてみせます。
男の子はとても喜び、手品師は、
明日もここに来て、手品を見せることを約束します。

その日の夜、手品師に友人から電話が届きます。
明日、大劇場で手品をやる手品師が急病で倒れたため、
急きょ、大劇場で手品をするチャンスがあるから、
今すぐ出発してきてほしいという言うのです。
手品師は、男の子との約束と出世のチャンスを交互に考え、
結局、友人の誘いを断りました。

次の日、手品師は、
たった一人のお客さんのために、手品をして見せました。
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この授業で、男の子との約束を守るという「誠実さ」を考えさせるのがねらいですが、自分が手品師ならどうするだろう、「夢を追い求める」ために大劇場を選ぶか?
または、双方ではない答えを出すか。

こういう正解のない問題を、限られた授業時間ではなく、じっくり議論しあったり、異年齢の見方を学び合ったり、大人や立場の違う人の考えを聞いたり.....。
そうやって、道徳的な判断力は強化されていくのではないかと、私は思います。

そういう心を鍛える学びの場があってもいいのではないでしようか?



Posted by nori910 at 21:13│Comments(0)
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