2018年04月23日

子どもは地域の宝~地域で子どもを育てる仕組み創り~

子どもは地域の宝です。

地域の宝である子どもたちと、地域の未来のため
地域全体で学び合い支え合う仕組みづくりとして
「学校と地域でつくる学びの未来」というプロジェクトを
文部科学省と厚生労働省で推進しています。



ふた昔前
子どもたちは近所の大人たちに守られ、叱られ、褒められ
地域の中で育っていきました。

商店街ぐるみで地域の子を知っていたり
子どもが集う駄菓子屋のおばちゃんがいたりしました。

子供会も活発に活動し、イベントもたくさんありました。

私は団地に住んでいましたが、母は同じ団地に住む子のことをよく知っていました。

いつの間にか、そういう関係が希薄になり
地域の教育力も低下してきました。

2020年から実施される新しい学習指導要領では、
「社会に開かれた教育課程」の実現に向け
「どのような子どもを、どのように育てていくか」
という目標を地域と共有し、協働して学校経営を進めていくことになります。

また、自治体では『コミュニティ・スクール』の実現に向け、取組が進められています。

これからは
「いかに地域の教育力の蘇らせるか」
ということが鍵になってくると思います。

そこで、私は
「子どもと地域をつなぐ場&仕組み」
地元である千里ニュータウンで創っていきたいと考えています。

地域の人たちは「地域の宝」である子どもたちとの関わりをもちたいと思っています。
しかし、その手段がなかなか見つかりません。

一方、子どもたちも地域の大人たちから、学校では学べない「よのなか」のことを学び機会が必要だと思います。

千里ニュータウンに住む「地域の人たち」と「子ども」をつなぐことが私の目標です。
  


Posted by nori910 at 13:26Comments(0)

2018年04月18日

これからの子供たちに必要な力は「情報編集力」


(藤原和博氏の夏季研修会より)

「21世紀の成熟社会」を生きる子供たちに、どのような力を付けることが必要でしょうか。

「20世紀の成長社会」においては、速く正確に答えを出す《情報処理力》が求められました。ようするに、《頭の回転の良さ》です。もちろん、この力は今でもこれからも必要で、小学校の学習の9割はこの力を付けています。

ところが、正解を速く見つけることは、コンピューターやAIには叶いません。ですから、情報処理だけの仕事は、将来的にAIに取って代わられる可能性があります。

「21世紀の成熟社会」においては正解のない問題に対して『納得解』を作り出す《情報編集力》が求められます。自分と他者の脳をつなげ、新しい価値を生み出したり、今までにないものを作り出したりする《頭の柔らかさ》のことです。

2020年から実施される新しい学習指導要領では、この情報編集力を高めるために、「主体的・対話的で深い学び(アクティブ•ラーニング)」という授業スタイルが取り入れられます。先生が一方的に享受するのではなく、子供たちが考えを出し合い、答えを導き出す授業へと変わるのです。

この情報編集力に特化した学習プログラムが、杉並区立和田中で藤原校長先生が行ってきた『よのなか科』の学習です。
正解が1つではない問題について、ブレーンストーミング、ディベート、ロールプレイングをし、納得解を見つけていく学びです。

社会を見渡すと、答えが1つではないことだらけです。
また、子供たちが将来働く職場では、今ない価値を生み出す必要があります。

藤原先生が行っている講演でやられている
「今この世に存在しないタイヤを考えよう」
「片手で食べられるかき氷を考えよう」
といった発想力を高められるのも『よのなか科』です。

経済の問題、いじめや自殺など社会問題について話し合うのも『よのなか科』です。
『よのなか科』の学習をとおして、子供たちの情報編集力が身に付いていきます。

何度も言いまずが、子供たち生き抜くこれからの社会は、必ずしも正解があるわけではありません。
「多様な答えから1つを選択する」「AもBも正解」「今までにないモノや企画を生み出す」
ということの連続です。そうしたときに、子供たちに必要なのは、《情報編集力》なのです。
  


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2018年04月16日

明日4月17日は全国学力テスト



明日4月17日は、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)です。

ご存知だった方はどれぐらいおられるでしょうか?

学校に勤めてなければ、もっといえば、管理職か、小6か中3の担任でなければ、気にすることもない日です。

しかし、各学校は、明日のテストに向けての対策に余念がなかったかと思います。

ここでは、その是非について書くことは控えさせていただきます。

このテストで測られるのは、A問題が「知識」、B問題が「活用」です。AB問題ともに、選択または記述の問題で、正しく正解を出す正解主義の問題です。 

もちろん、正解主義のテストを否定しているわけではありません。

納得解を導く基盤となるのは、正解主義の知識・技能だからです。正しい言葉を知らなければ、相手に伝えることができませんし、数学的な技能がなければ、数値を使って論理的に説明することもできません。

ですから、学力テストで、その定着を図ることは大切なことなのです。

しかし、忘れてはいけないことは、

○テストの結果が、都道府県や自治体や学校の順位付けに使われないこと

○子供の学力には、関心や意欲、正解のない問題を解く力もあり、それは数値では測れないこと

ゴールがなく始まった学力テストが、学校や児童生徒を苦しめる手段にならないことを心から願っています。  


Posted by nori910 at 19:27Comments(0)

2018年04月14日

成熟社会に必要とされるのは「納得解」

これからの成熟社会を生き抜く子供たちに、どのような力を付けなくてはならないかを述べる前に、これから子供たちが生きる未来(そして現在)はどのような社会なのかをもう一度おさらいします。


(藤原和博氏の夏季研修会より)


私たちが子供の頃(1970~80年代)は《成長社会》で、世の中の物事に正解が1つありました。この時代は【みんな一緒】の時代でした。

ところが、21世紀になり《成熟社会》に突入し、世の中に正解がいくつもあるようになりました。【それぞれ一人一人】の個の時代です。

その違いが分かりやすい例は、ランドセルです。今のお父さん、お母さん世代までのランドセルは、男の子は黒、女の子は赤だったのではないでしょうか?今はどうでしょう。大手スーパーにいけば24色のランドセルが並んでいます。電話も、一家に1台の黒電話の時代から、一人1台の時代になりました。

そういうことなのです。

成長社会は答えがありましたから、どれだけ早くその正解を出すかという力が求められました。算数ドリルを繰り返し行って身に付ける計算力などです。もちろん、この力は今でも必要で、小学校では9割、中学校では7割ぐらいがこの学習であることは間違いありません。

一方、正解のない成熟社会にある答えは、より多くの人が納得できる「納得解」です。
納得解という言葉は聞き覚えがない言葉かもしれません。しかし、これからの教育のキーワードになると言葉であることは間違いありません。

実社会を見てみると、「原発問題」「脳死・尊厳死」「クローン」など、必ずこれが正解とは言えない問題がたくさんあります。

では、納得解はどうやって導き出すのでしょうか。

それは、新学習指導要領で示されている「主体的・対話的で深い学び」なのです。人と対話をし、脳をつなげて、納得できる答えを導き出したり、新しい考えを生み出したりするのです。

私も含め大人は、新しい学力観をもって、子供たちに資質・能力を育んでいかなくてはならないのです。

【まとめ】
 ◎成熟社会では、正解はなく、納得解がある。
 ◎納得解を導く力は、今までの学習方法では身に付かない。
  


Posted by nori910 at 18:01Comments(0)

2018年04月05日

新入社員の研修こそ納得解を導く研修に!



都内の公園にスーツを来たフレッシュマンの集団です。聞くところによると、入社した会社のゆかりの地をオリエンテーリングして回るという新人研修だそうです。

チェックポイントには会社の上司がいて、班を確認したら、新人たちは次の場所へ。

それって正解をなぞるだけの研修じゃないかと思って見ていました。もちろんルート選択には皆で知恵を出し合うでしょうが、それも、みんなで正解を導くだけにしかないと思います。

納得解を導く新人研修は、次のようにしたらどうでしょうか。

3日間かけて自社ゆかりの地をグループで考え回ってくる。それを4日目にパワポでまとめる。そして5日目にグループ発表をする。

こうして正解が一つではないことを、正解主義で大学まで進んできたと思われる新人には、必要な研修のあり方なのではないかな、と思ってみていました。  


Posted by nori910 at 16:56Comments(0)

2018年04月02日

地域と子どもの良い関係を作るのは、簡単なようで実は難しい?



皆さんが子供の頃、地域の大人とどんな関係でしたか?
住んでいた場所によって、その関係は異なると思います。(それは今も)

町内会や自治会、子供会などの組織がしっかりしていて、地域の大人との関係が密だった人もいるでしょう。

反対に、隣は何をする人ぞ、といわんばかりに地域との結び付きが希薄だった人もいるでしょう。

今、多くの町内会が高齢化しており、子供たちに何かをしてあげたい、という気持ちはあるのですが、毎年同じことを繰り返している現状があります。

また、子供たち側からすると、町内会の行事よりも家族のイベントや習い事、少年団を優先にする子も多くなっています。

実は、地域と子供たち、そして保護者と良好な関係を築くのは難しくなっています。

そこで、地域と子供をつなぐ、コーディネーター的な存在が必要になってくるのです。  


Posted by nori910 at 22:51Comments(0)

2018年04月01日

子ともと地域をツナグ場所を創る



《子ども達に必要な資質》について半年ほどほぼ毎日更新してきました。

訳あってあまり具体的なことを書いてきませんでした。これからはより具体的なことを発信し、たくさんの方のご意見をいただきながら、形作っていきたいと思います。

子どもは地域の宝です。そしていずれ地域を支えていくのは、今の子ども達なのです。

そんな子ども達が社会で生きていく力をつけるのは、《家庭》《地域》《学校》の責務です。

三者が連携・協働する仕組みとして、コミュニティ・スクールの導入が進んできています。

この取組は素晴らしいことだと思っています。しかしそれは、三者がそれぞれの役割を理解し、それぞれの立場で子どもを育み、互いを補完し合ったときに素晴らしいと言えるのだと思います。

コミュニティ・スクールの成功を願いつつ、私は学校外で、子どもと地域をツナグ仕組みを創っていきたいと考えています。

子どもにとっても
地域の方々にとっても
Win-Winの関係になる

そして、できれば私にとってもWinで、三方よしの仕組みになるようにしていきたいです。いや、していきます!  


Posted by nori910 at 21:28Comments(0)