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2017年11月04日

「先に生まれただけの僕」第3話を見た感想

日本テレビ系で土曜日に放送されているドラマ「先に生まれただけの僕」。

櫻井翔演じる民間人校長が学校改革に立ち向かうストーリーです。



『予測不可能な未来を生き抜く子供たちに、教師は、大人は、何を伝え教えることができるか』ということがテーマです。



櫻井校長の改革については、別の機会に書くとして、
第3話を見た感想です。

2020年から完全実施になる新学習指導要領に、アクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)という学び方が盛り込まれています。教育現場では数年前から耳にしており、校内研究も進められています。
しかし、一般的には知られていないアクティブ・ラーニングについて、ドラマで取り上げられていることに驚きました。

さらに、櫻井校長が行った数学科のアクティブ・ラーニングの授業が失敗例で、瀬戸康史が演じる英語教師が行ったアクティブ・ラーニングが成功例だというのも、教師ならば気付きます。

アクティブ・ラーニングは手法だけではなく、児童・生徒が「対話」のある「主体的な」学習活動をすることで、「深い学び」につながらなくてはならないのです。
要するに、子供たちがわいわいと交流しているだけの授業は、アクティブ・ラーニングではないのです。そのあたりも、見事に表現されていました。



新学習指導要領では、各教科等を学ぶ本質的な意義の中核をなす「見方・考え方」が、あらためて明示されました。「見方・考え方」は、「主体的・対話的で深い学び」(「アクティブ・ラーニング」の視点からの学び)を実現する鍵となります。
櫻井校長が生徒を前に「数学はなぜ学ぶのか」という話も、「数学的見方・考え方」を基になっています。

このドラマが今学校、特に教師が抱えている諸問題を丁寧に描いていると思います。
この先、どのように展開するか楽しみです。
  


Posted by nori910 at 14:08Comments(0)